「トップヒーローズ」は、派手な広告動画で目を引く、基地建設と戦略シミュレーションを組み合わせたゲームです。しかし、実際にプレイしてみると、その実態は広告のイメージとは大きく異なり、プレイヤー間の激しい戦争と課金要素が中心となっています。このゲームは、果たして時間をかけてプレイする価値があるのか、それともすぐに「やめたい」と感じてしまうのか、気になるところですね。この記事では、実際にプレイしているユーザーのリアルな感想を元に、トップヒーローズの魅力と、多くのプレイヤーが指摘する問題点を徹底的にまとめ、ご紹介いたします。
トップヒーローズはどんなゲーム?
「トップヒーローズ」は、自分の領地(お城)を育てながら、ワールドマップで他のプレイヤーと交流し、時には争奪戦を繰り広げる戦略シミュレーションゲームです。ゲームの序盤は、お城づくりや簡単なアクションRPG(ダンジョン、チャレンジなど)をソロで楽しむことができますが、ある程度進むとワールドマップに強制的に移行し、本格的な戦争ゲームへと変貌します。
このゲームの主な要素は以下の通りです。
- 基地育成(内政):領地内の施設をレベルアップさせ、資源を生産・強化し、自軍の戦力を高めていきます。
- ヒーロー育成:キャラクター(ヒーロー)を強化・合成し、バトルで活躍できるように育てていきます。キャラクターは可愛らしいデザインです。
- ギルド活動:ゲームを有利に進めるには、どこかのギルドに所属することが必須となります。ギルドメンバーと協力してイベントに参加したり、戦争を行ったりします。
- PVP(対人戦):他のプレイヤーの領地を攻撃し、資源を略奪することが可能です。これがゲームのメインコンテンツの一つとなっています。
初期は無課金でもサクサク進められますが、その後は「城ゲーム」にありがちな、対人戦がメインの要素となり、課金が強く推奨される設計になっています。
トップヒーローズはここが面白い!
トップヒーローズの面白さは、戦略シミュレーションとしての奥深さと、ギルドを通じたコミュニティの形成にあります。特に、序盤の「お城づくりと簡単なアクションRPG」を楽しめる期間は、多くのプレイヤーにとって高評価を得ています。また、キャラクターデザインが可愛らしく、育てていく過程に楽しさを見出すプレイヤーも多いです。
プレイヤーが楽しいと感じる具体的なポイントは以下の通りです。
- 序盤のサクサク感:ゲームの初めの数週間は、無課金でも貴重なアイテムがたくさんもらえて、自分のペースで領地育成やRPG要素を楽しめるため、非常に楽しくプレイできたという声が多く聞かれます。
- ギルド内での協力と交流:良いギルドマスターやメンバーに恵まれれば、チャットで楽しく交流しながら協力して遊ぶことができます。イベントをまったり楽しむか、戦闘集団となるかなど、所属ギルドによってプレイスタイルが変わるため、自分の好みに合う場所を見つけられれば楽しめます。
- キャラクターの魅力:キャラクター(ヒーロー)の絵柄が可愛らしく、育てていくことに楽しさを見出せます。
- やり込み要素:たくさんの課金をして、いろいろ工夫する時間をかけられる人であれば、強者として他のプレイヤーを蹂躙できる側に回れるため、その過程や結果に楽しさを見いだせる可能性があります。
運営側も、より多くの無料報酬獲得方法を追加し、ゲームのバランス改善に取り組んでいるという姿勢は見せており、今後のアップデートへの期待も、一部のプレイヤーにとっては継続のモチベーションにつながっているようです。
トップヒーローズはここがダメ・つまらないかも
多くのプレイヤーが「トップヒーローズ」に対して抱く不満は、「極端な課金圧」と「対人戦の理不尽さ」です。ゲームを進めるにつれて、「無課金・微課金は重課金者の養分」という構造が露わになり、戦闘で勝てなくなり、結果として「虚無感が募る」という意見が目立ちます。特に、平和に内政を楽しみたい層にとっては、非常にストレスの多いゲーム設計となっています。
ユーザーが不満を感じている具体的な点は次の通りです。
- 広告とゲーム内容の乖離:広告で表示されているような派手なアクションRPGや、特定のシチュエーションはメインではありません。広告に期待してダウンロードしたプレイヤーは、すぐに「全く違うゲーム」だと気づき、不愉快な思いをしています。
- 過度な課金誘導とバランスの悪さ:このゲームは「札束で殴り合うゲーム」であり、月に数千円程度の微課金は「無意味に等しい」と酷評されています。無課金・微課金プレイヤーは、重課金プレイヤーに一方的に攻撃され、資源をごっそり奪われるという理不尽な状況が日常茶飯事です。
- 対人戦の理不尽さ:領地を守るバリアが切れた瞬間、ハイエナのように攻撃するプレイヤーしかおらず、資源を失って何もできなくなる状況に陥ります。上位ギルドが同サーバー内での戦争禁止といったローカルルールを定め、それに従わないと燃やされるなど、上位層によるルール支配が存在し、ゲームの自由度が低い点も不満です。
- 動作の重さと不具合:特に世界マップでは動作が重く、常時低スペックモードになったり、数秒程度のフリーズや発熱がひどいといった、技術的な問題も指摘されています。
- ギルド内での人間関係の難しさ:ギルド内でのイベント後にメンバー間の空気がギスギスしたり、義務感だけでプレイすることになったりと、リアルな人間関係の煩わしさが持ち込まれるため、疲弊して辞めてしまうプレイヤーもいます。
- デイリータスクの多さ:忙しい時にデイリールーティンが多く、こなすのが大変だと感じられています。
「他人が楽しんで集めたものを略奪せよっていう発想」が私には合わないといった意見もあり、戦争ゲームとして残虐性を楽しむようなプレイフィールが合わないプレイヤーには、継続は難しいでしょう。
まとめ
「トップヒーローズ」は、序盤のお城づくりと可愛らしいヒーロー育成に魅力を感じるものの、その本質は重課金者による弱者の「略奪」が合法化された戦略シミュレーションゲームです。無課金や微課金で平和に楽しみたい層にとっては、バリアが切れた瞬間に領地を荒らされ、資源を失うという理不尽な体験が待っています。
このゲームは、広告で期待するような爽快なRPG要素ではなく、「札束で殴り合う戦争ゲーム」として割り切れるかどうかが、楽しめるかどうかの分水嶺です。多額の課金に抵抗がなく、他人を攻撃して強くなることに喜びを見いだせる方であれば、上位ギルドの幹部として蹂躙する側に回れるため、楽しめる可能性はあります。
結論として、トップヒーローズは「初期は面白いが、極端な課金圧と理不尽な対人戦で疲弊しやすい」という評価になります。これから始める方は、広告の内容に惑わされず、このゲームが「戦争ゲーム」であることを理解した上で、慎重に検討することをおすすめいたします。
インフレ時代のゆるゆる生活 