SNSや雑誌で見かける「かわいい女の子」。写真でもチークやリップが綺麗に発色していて、「どうしてあんなに綺麗に写るんだろう?」と羨ましく思ったことがあるかもしれません。自分と比較して、なぜあんなにかわいく映えるんだろうって。
その素朴な疑問には、実はハッキリとした理由がありました。
なんで写真でもチークがちゃんと発色するの?
インスタやTikTokで見かけるあの子たちは、どうして写真や動画でもあんなに血色良く、チークの色がはっきりわかるのでしょうか。自分が同じコスメを使っても、写真だとなぜか色が飛んでしまうのに…。やっぱりかわいい子は素が良いから自分と違うのでは?なんて思うかもしれません。その点に関して、Xで以下のような回答を見かけて「なるほど」と思いました。
「写真写り」に特化、かなり濃いメイクをしているから
そう、結論から言うと、写真でもはっきりと色がわかるのは、「私たちが想像するよりも、遥かに濃いメイクを施しているから」らしいのです。
なぜ「濃い」メイクが必要なのか?
スマートフォンやデジタルカメラのレンズを通して撮影すると、人間の目で直接見る景色とは異なり、いくつかの現象が起こります。
- 色が飛ぶ: 特にフラッシュや強い照明、逆光などの下では、肌の色(白)が強く認識され、チークやリップのような鮮やかな色が薄く写ってしまいがちです。
- 平面(のっぺり)に見える: 写真は二次元(平面)です。リアルな人間の顔にある細かな陰影が潰れやすく、顔がのっぺりと大きく見えてしまうことがあります。
写真で「ちょうどいい」血色感や立体感を出すためには、これらの「色の飛び」や「平面化」を計算に入れ、あらかじめ現実世界では「濃すぎる」レベルまで色を乗せておく必要があるのです。
「写真写り命」メイクの実際
「写真写り命」でメイクをしている人は、以下のような点を意識しています。
- チーク: 普段なら「おてもやん?」「酔っ払い?」と心配になるくらい、濃く、はっきりとした色を入れています。
- シェーディング&ハイライト: 写真でも陰影がはっきりわかるよう、リアルで見たら「線が引いてある」とわかるレベルで、くっきりと入れています。
- アイメイク&リップ: 目や唇の輪郭がぼやけないよう、アイラインやリップライナーでしっかり縁取り、発色の良い色を選んでいます。
彼女たちは、目の前で会う人からの評価よりも、SNSやデータとして半永久的に残る「写真」の中での見え方を最優先しているのです。実際にディズニーとかに行った時に、めちゃくちゃ濃いメイクしている人を見かけるかもしれませんが、そういった理由が隠されているのかもしれません。
まとめ
写真でチークが綺麗に発色しているのは、決して魔法や特別な肌質だけが理由ではありません。それは、写真に映ることを徹底的に計算した「濃い」メイクアップ技術の賜物です。
もしあなたが「自分のメイクは写真に写らない」と悩んでいるなら、一度、チークやリップを「やりすぎかな?」と思うくらい濃くしてみると、カメラ越しに見たときにちょうど良い仕上がりになるかもしれません。もちろん、それらに加えて、加工を施しているからというのは言うまでもありません。
インフレ時代のゆるゆる生活 
