ヘブンバーンズレッドはつまらない?面白い?プレイヤーの感想まとめ

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『Key』ブランドの麻枝准氏が手がけるドラマチックRPGとして、リリース当初から大きな注目を集めてきた『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』。魅力的なキャラクターや泣けるシナリオが話題となる一方で、運営方針やゲームバランスに関しては厳しい意見も少なくありません。特にサービス開始から数年が経過した現在、プレイヤーの間では評価が真っ二つに分かれています。果たして今から始めても楽しめるのでしょうか。ここでは、実際にプレイしているユーザーの声や現状の仕様をもとに、本作の面白い点とつまらないと感じるかもしれないポイントを包み隠さず解説します。

ヘブンバーンズレッドはどんなゲーム?

本作は、『AIR』や『CLANNAD』などで知られる麻枝准氏が15年ぶりに完全新作として原作・メインシナリオを務めるスマートフォン向けRPGです。謎の生命体「キャンサー」に支配された地球を舞台に、決戦兵器「セラフ」を操る少女たちの過酷な運命と日常を描いています。

ゲームの基本サイクルは、学園生活を楽しむアドベンチャーパートと、敵と戦うコマンドバトルパートの2つで構成されています。プレイヤーは主人公「茅森月歌」となり、個性豊かな部隊のメンバーと交流を深めながら、世界の謎に迫っていくのです。

  • シナリオ重視の構成:RPGでありながら、ノベルゲームのように重厚な物語を読むことがメインの目的となります。
  • ターン制コマンドバトル:シンプルながらも、専用スキルの使い分けや属性相性が重要になる戦略的なシステムです。
  • 高品質なフィールド:デフォルメではなく、等身大のキャラクターを操作してマップを探索する没入感があります。

要するに、「泣けるストーリー」と「キャラクターとの交流」を主軸に置いた、プレイするアニメや小説といった趣の作品と言えるでしょう。

ヘブンバーンズレッドはここが面白い!

多くのプレイヤーが口を揃えて絶賛するのは、やはり「素材」の素晴らしさです。ゲームシステムへの不満を持つ人でさえ、シナリオや音楽、キャラクターの魅力については「文句なし」と太鼓判を押しています。これこそが本作最大の強みであり、プレイを続けるモチベーションになっているのです。

具体的には、麻枝准氏ならではの「笑いあり涙あり」のストーリーテリングが挙げられます。日常パートでの軽妙な掛け合いでキャラクターへの愛着を深めさせ、シリアスな展開で一気に感情を揺さぶる手法は健在です。フルボイスで展開される物語は、まるで良質なドラマを見ているような感覚に陥るでしょう。

  • 心を揺さぶる音楽:ボーカル曲が多数収録されており、劇中の盛り上がりとリンクした演出は鳥肌ものです。
  • 個性的なキャラクター:どの部隊員もキャラが立っており、推しを見つける楽しみがあります。
  • 豪華な声優陣:実力派の声優たちが熱演しており、長いシナリオでも飽きさせません。

つまり、物語の世界観に浸りたい人や、音楽と演出の融合を楽しみたい人にとっては、唯一無二の神ゲーとなるポテンシャルを秘めているのです。

ヘブンバーンズレッドはここがダメ・つまらないかも

一方で、非常に厳しい評価を受けているのが「ゲームバランス」と「運営の対応」です。特に3.5周年付近で行われたアップデートや仕様変更により、多くの既存プレイヤーが不信感を抱く事態となりました。これから始める人は、以下の点に注意が必要です。

最大の問題点は、育成したキャラクターが突然弱体化(ナーフ)されたり、システム変更によって過去の強キャラが使い物にならなくなったりすることです。たとえば、ダメージ計算式が変更され、これまで有効だった戦術が通じなくなるケースがありました。また、最高レアリティのスタイル(キャラ)を手に入れても、複数回限界突破(凸)をしないと真価を発揮できない「持ち物検査」のような高難易度コンテンツが増えています。

  • ダンジョン攻略が苦痛:ストーリー進行に必要なダンジョン探索が単調で長く、ただの作業になりがちです。
  • 課金圧が強め:無課金や微課金では、インフレする敵の強さに追いつくのが難しくなってきています。
  • 運営への不信感:事前の説明不足なまま下方修正を行ったり、ユーザーの声とはズレた調整を続けたりする姿勢が批判されています。

要するに、戦闘や育成を楽しみたいゲーマーにとっては理不尽な要素が多く、ストレスが溜まりやすい環境と言わざるを得ません。「ストーリーを読むための障害として戦闘がある」と感じるユーザーも少なくないのが現状です。

まとめ

『ヘブンバーンズレッド』は、最高級のストーリーと音楽という素晴らしい素材を持ちながら、不安定なゲームバランスと運営方針によって評価を落としている、非常に惜しい作品です。「面白いか、つまらないか」という問いに対しては、「物語は最高に面白いが、ゲーム部分はストレスが溜まる」という回答が最も実態に近いでしょう。

もしあなたが「戦闘システムにはあまりこだわらず、とにかく感動的な物語を読みたい」というのであれば、今からでもプレイする価値は十分にあります。メインストーリーを追うだけであれば、そこまでの重課金は必須ではありません。

しかし、「戦略的なバトルを楽しみたい」「課金した分だけ長く俺TUEEEをしたい」と考えているなら、このゲームは修羅の道となる可能性があります。始める際は、あくまで「リッチな演出のノベルゲーム」と割り切り、過度な期待をせずに自分のペースで楽しむのが、この世界で生き残るための賢い攻略法かもしれません。

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