ハイクオリティなグラフィックと戦略的なバトルが特徴の『ブラウンダスト2』は、リリース以来多くのユーザーから注目を集めています。その一方で、ゲームの動作の重さや、UIの煩雑さについて賛否両論が上がっているのも事実です。本記事では、実際にプレイしたユーザーのレビューを元に、『ブラウンダスト2』がどんなゲームで、具体的にどこが面白く、反対にどのような点が評価を下げているのかを徹底的に解説します。本作のプレイを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブラウンダスト2はどんなゲーム?
『ブラウンダスト2』は、マス目状のフィールドに配置されたキャラクターに範囲攻撃を指示する、パズル的な要素を持つ王道ターン制RPGです。前作から引き継がれた戦略性の高いバトルシステムに加え、グラフィックは大幅に進化しており、アニメ調の美しいキャラクターデザインと超高精細な背景が魅力となっています。
- パズル要素のあるターン制バトル戦闘はキャラクターの配置と攻撃範囲を考慮する必要があり、単純な力押しでは勝てません。試行錯誤を重ねて敵を倒していく過程に、大きな面白さがあります。
- 圧倒的なビジュアルクオリティUnreal Engineを用いた美麗なグラフィックは非常に評価が高く、キャラクターの魅力的なデザインと相まって、視覚的な満足度が高いのが特徴です。
- 運営の良心的な姿勢ガチャには天井が設けられているほか、無課金でもストーリーをクリアできる難易度設定であり、アイテムの配布も多いことから、運営はプレイヤーに寄り添っていると評価されています。
これらの要素から、王道RPGの骨太なストーリーと戦略的なバトルを求めるプレイヤーに強く推奨できるゲームシステムであると言えます。しかし、その独自の仕様ゆえに、一部のユーザーからはUI周りの複雑さを指摘されているのも事実です。
ブラウンダスト2はここが面白い!
多くのユーザーが本作の魅力として挙げているのは、「戦略性の高さ」と「運営の姿勢」、そして「ストーリーへの没入感」です。特に、緻密なバトルシステムは高い評価を得ています。
- 試行錯誤が楽しい戦略性の高い戦闘敵の配置を見て、どのキャラをどのマスに動かし、どのスキルで攻撃範囲をカバーするかを考えるのが非常に楽しい点です。これにより、単調になりがちなスマホRPGのバトルに深みを持たせているのが素晴らしいところです。
- 無課金でも十分に楽しめる設計ガチャアイテムの配布が多く、ストーリーを進めるだけであれば課金を必要としない難易度設定になっています。そのため、キャラクターの魅力を楽しみながら、じっくりとゲームの世界に浸ることができるでしょう。
- 引き込まれる王道ストーリーとキャラクターキャラクターデザインやストーリーテリングのレベルが高く、18章までは特にボイス演出も相まって非常に楽しめるという声が多いです。エッな要素のあるキャラクターデザインも、ゲームの魅力の一つとして評価されています。
このゲームは、美しいビジュアルに騙されることなく、しっかりと歯ごたえのあるRPG体験を求めているプレイヤーにとって、最高の選択肢の一つとなるはずです。試行錯誤の末に難敵を打ち破る達成感を求める方には、特におすすめできます。
ブラウンダスト2はここがダメ・つまらないかも
一方で、本作の評価を二分している最大の要因は、「アプリの動作の重さ」と「UIの煩雑さ」にあります。これらはプレイヤーのストレスとなり、継続的なプレイを妨げる大きな障害となっているようです。
- アプリの動作が非常に重い・不安定グラフィックが超美麗である反面、ゲームが非常に重く、高性能なゲーミングスマホですら強制終了することが頻繁に報告されています。起動後すぐに落ちる、発熱が激しいといった声も多く、ゲームをまともに遊べないという意見が複数見受けられます。
- 不要な要素が多く、UIが煩雑ミニゲームの種類や、マイルーム、ダイナーといった機能が多く、そのせいで操作が複雑になっています。また、ストーリーの章ごとにマップが独立しているため、移動の際にわざわざシナリオを選択し直す必要があり、UI周りの設計がユーザーの利便性を欠いている点が大きな不満として挙げられています。
- ストーリーのクオリティに波がある18章までは高評価ですが、19章以降はボイスがなく、シナリオが駆け足で進むなど、クオリティが急激に低下したという意見があります。ストーリーを楽しみにしているプレイヤーにとっては、非常に残念なポイントとなってしまうでしょう。
ゲームシステム自体は高評価ですが、技術的な問題や設計思想の違いからくる操作性の悪さが、多くのプレイヤーにとってのネックとなっている状況です。もしあなたが動作の安定性を最も重視するならば、Steam版のリリースを待つか、改善状況を確認した方が良いかもしれません。
まとめ
『ブラウンダスト2』は、戦略性の高いバトル、美麗なグラフィック、そして良心的な運営が光る、非常にポテンシャルの高い王道RPGであると言い切れます。特に、戦闘システムは頭を使うパズル要素があり、高い達成感を得られるでしょう。しかし、一方で「動作の重さ」と「UIの煩雑さ」という、ゲームプレイの快適性を大きく損なう問題点を抱えています。
- 戦略的なバトルと良心的な運営を重視するなら「面白い」腰を据えてじっくりと戦略を練るのが好きで、多少の動作不良は許容できるプレイヤーなら、十分に楽しむことができます。
- 快適な動作やシンプルなUIを重視するなら「つまらない」と感じる可能性が高いゲームの快適性や安定性を最優先する方にとっては、現時点でのスマートフォン版はストレスが溜まる可能性が高いと言えるでしょう。
結論として、本作は「最高のゲーム体験」と「最悪の動作環境」が同居している作品です。Steam版のリリースや今後の最適化アップデートにより動作が改善されれば、多くの人に自信を持っておすすめできるタイトルになるのは間違いありません。
インフレ時代のゆるゆる生活 